インプラント
インプラントとは何か?
インプラントとは人工の歯根のことを指し、インプラント治療とはその人工歯根の上にアパットメント(接続部)とセラミックの歯を取り付けたものを指します。
歯を失ってしまった場合にインプラント治療は有効であり、より自然な形で失った歯を補てんすることが出来ます。
当院で取り扱っているインプラントの種類
当院では、バイオホライズンとBIOMET3iという2種類のインプラントを使用しております。
バイオホライズンは25年の研究の末に特許を取得している“Laser-Lok”という技術により、治療後に骨吸収をより抑えることが出来るようなインプラントです。
BIOMET3iはLODI(ロケーター オーバーデンチャー インプラント)システムを持っており、インプラントを打ちこむための骨が少ない場合や骨幅が狭い場合でも使用できるインプラントです。
そのため、骨移植の費用が掛からずに済む可能性があるので、費用をより安く抑えられる可能性があります。
患者様のお口の状態を診断した上で、インプラントはもちろんのこと、他の方法を含めて最適な解決策をご提案できるようにしております。
インプラント治療の流れ
カウンセリング
まずは患者様のお悩みをよくお聞きし、状態をきちんと知ることが最も大切です。
選択肢としてインプラントが最適かどうか、どのようなインプラント治療がベストなのかを患者様からお聞きしたお話や次のステップの検査を基に判断し、ご提案させていただいております。
検査・診断・治療計画
インプラント治療は手術を伴いますので神経や血管の状態を確認する必要があります。
確認をすることによって、万が一のリスクを限界まで引き下げます。
またインプラントを入れる骨量・幅が十分にあるかどうかを判断する必要があります。もし十分ではなければ骨を作るための施術を行う必要があり、十分でなければ患者様に余計な負担をかけずにインプラント治療を行うことが出来ます。
そのような検査・診断結果により治療計画を作成し、患者様にご同意をいただいた上で治療を進めていきます。
インプラント一次手術
まずは顎の骨にインプラントを埋め込むことからスタートします。
その後、顎の骨とインプラントの結合を3~6ヶ月ほどの期間をかけてみていきます。
インプラント二次手術
顎の骨とインプラントの結合が問題なく進んでいれば、人工の歯を取り付ける準備をします。
その段階でも少し期間を置き、問題なくそちらも結合していればセラミックの歯を装着します。
それでインプラント手術自体は全て完了です。
メンテナンス
治療後ですが、インプラントは放置するとインプラント周囲炎(インプラントを埋めた歯茎の周りの歯周病)を起こし、せっかく埋め込み装着したインプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。
そのため、インプラント治療後は必ずメンテナンスにお越しいただくことが必要になります。
インプラント・入れ歯・ブリッジの比較
抜けてしまった歯を補てんする手段はインプラントだけではなく、入れ歯やブリッジなどもあります。
患者様の状態やご希望によって何が良いのかは様々です。下記はその三つの比較表になりますのでご参考までにご覧ください。
入れ歯
見た目 | ばねによって入れ歯だとわかりやすい |
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噛み心地 | 力を入れづらく噛みづらい |
耐用年数 | 7~8年 |
味覚 | 保険適用外であれば、本物の歯の時に近い |
顎の骨の吸収 | 歯を失った部分から骨吸収が起こる |
他の歯への負担 | ばねを歯に負担がかかる |
治療期間 | 短期間 |
費用 | 保険適用であれば安価 |
治療後 | 合わなくなってくるので都度調整が必要 |
ブリッジ
見た目 | 自費のセラミックのブリッジであれば、ほぼわからない |
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噛み心地 | 支えの歯がきちんとしていれば噛みやすい |
耐用年数 | 8年 |
味覚 | 本物の歯と同じ |
顎の骨の吸収 | 歯を失った部分から骨吸収が起こる |
他の歯への負担 | 失った部分の両隣を削る必要がある |
治療期間 | 短期間 |
費用 | 保険適用であれば安価 |
治療後 | 歯茎の状態によっては作り直しになる |
インプラント
見た目 | ほぼわからない |
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噛み心地 | 噛みやすい |
耐用年数 | メンテナンスを行っていれば30年 |
味覚 | 本物の歯と同じ |
顎の骨の吸収 | インプラントを選べば、骨吸収が起きにくい |
他の歯への負担 | 他の歯に負担はかけない |
治療期間 | 骨の状態が良ければ短期間。そうでなければ、比較的長くなる |
費用 | 自費のみで高い |
治療後 | インプラント周囲炎にならなければ、長持ちする |
インプラント治療後は必ずメンテナンスを
インプラントは比較的長持ちするもので、きちんとメンテナンスをしていれば30年ほど歯が長持ちする可能性があります。
しかしメンテナンスを怠るとインプラント周囲炎にかかってしまうリスクが高くなり、インプラント周囲炎になるとインプラントが抜け落ちて再度治療とインプラントを行う必要が出てきます。
患者様のお口にとっても費用的にもかなりのご負担となってしまうので、1〜3ヶ月に1度ほど怠らずにメンテナンスに通っていただくことを当院ではおすすめしております。
担当医のご紹介
豊村 康太 副院長 Kouta Toyomura
略歴
- 暁星高等学校卒
- 日本歯科大学卒
- 八重瀬会 同仁病院 歯科口腔外科 勤務
- はねじ歯科医院 勤務
所属学会・団体
- 日本バイオインテグレーション学会 評議員
- C.D.R.I 所属(study group)
- C・M・S(study group)
インプラント治療専門医 本間 輝彰 Teruaki Honma
略歴
- 日本歯科大学卒
- 米国ニューヨーク大学 留学
- 本間歯科グループ診療所 勤務
所属学会・団体
- 厚生労働省指定臨床研修指導医
- 元ニューヨーク大学臨床指導医
- 国際口腔インプラント学会ICOI 指導医
- ADIA Japan代表(国際インプラント学会認定衛生士プログラム)
- FIST 代表(国際口腔インプラント学会認定勉強会)
- Leading Inplant Center 登録歯科医
- (スイスの国際認定機関により、日本人で初めて世界最高クラスのインプラント治療をする歯科医師として認定されました。)